あれから12年も経過したんですね。当時、前職【住友林業系不動産会社】の泉佐野店へ勤務しておりました。地震直後に、TVでは、泉佐野市沿岸部が赤色一色のハザードで、本社からメンバーの安否確認をするよう指示があった事を記憶しております。 時間の経過と共に被害の全貌が見えてきて、愕然とし、自然の恐ろしさを記憶に留めるべきと、国民が決意した日となりました。あの日まで、「津波」というものを言葉でしか知らなかった、と思います。 あの日が、今日の不動産についての考え方、建築に対しての考え方にどれだけ影響を与えた事でしょう。天災は、不可抗力であり、運が悪い、仕方がないという事象から、避けるべき事象(フェーズ)へ移行しました。建築費は、地盤改良から耐震等級まで高度な質を問われ、そのまま消費者のコストへ反映しております。 そして今、コロナショック(人災の面はあるとは言え、やはり自然災害の一種かと思います。)〜ウッドショック〜ウクライナショック〜立て続けの試練で、一般家庭の家計を圧迫する物価高の時代に突入しました。回りまわって、原発を再稼働させなければならない「風潮」です。悲しい生き物ですよ、人間って。 日本人には、この「風潮」というのがが曲者で、13日からマスクを外そうと岸田総理が発信しましたが、おそらくは国会の議員は外すでしょうが、街の人達は「風潮」が変わるまでダンマリでしょう、マスクを外さないと思います。 プライベートな話で恐縮ですが、母が80歳となり傘寿を孫たち(私からすれば甥、姪、娘)が、お祝いしてくれました。 この写真は、還暦祝いの時です。このチビ達がチビ達だけで主催(私達を外して・・)した訳ですから、20年の月日を感じ入ります。 傘寿は黄色いちゃんちゃんこを着るみたいです。笑 私は、このコロナ禍で盆正月を帰省せず、親族に黙って春分や秋分に帰省し、墓参りがてら、母の「ファミリーヒストリー」を作成しプレゼントしました。 この「ファミリーヒストリー」、生半可な気持ちで取り組むべきではありません。戸籍を取れるところまで取って、江戸時代は「お寺」で当時のお葬式の領収書調査、古い墓の文字の解読調査となります。ちゃんと、過去帳を作っている「家柄」でもない限り、大変です。 過去に遡れば遡るほど、鼠算式の倍々になりますからね。曽祖父を真面目に取り組むと、誰にでも8名存在します。先祖を27代辿ると、、、2の27乗は1億34,217,728人!!直ぐに1億人を超えてきます、不思議なことに。人類皆姉弟と言わざるを得ない。 |