本年も残り4日となりました。振り返りますと、多くの方々に出会い、お仕事に励むことができました。ご契約いただいた方々はもとより、関わって頂いた皆様に感謝を申し上げます。 不動産市況は、建築価格の高騰が進み、増税が決定し金利までもどうなるか分からない情勢で、さむーい空気が漂っております。 テレビでは、食品や電気代が取り沙汰されてますが、私達の業界も、特に新築業界は資材、設備の価格が異常です。非常に危険な水域に突入しました。賃金の上昇がないままに物価が上昇する珍しい事態です。 そして来年からは、コロナ融資を受けて生き延びた企業も返済を迫られます。勝ち組、負け組が、あらゆるところで鮮明になります。 少し話が脱線しますが、当社は「仲介業」に軸足を置く稀有な会社です。一般の方から見れば、全て同じ不動産会社に見えますが。 「仲介業」は銀行借り入れをしなくとも営業できます。景気とか経済とか、10年に一度は必ず「大きな波」が来ますが、銀行に依存したビジネスは、大きな利益も生みますが反面、この「大きな波」で一気に潰されてしまいます。そして、この国は、再チャレンジが困難ですし、銀行はビックリするほど優しくはないです。 殆どの商売が、安く叩いて仕入し、高く売ることが基本ですが、「仲介業」にはそのような要素がございません。少し心を砕いて両者に「相場」をお伝えする仕事です。売却する人、購入する人の事を真剣に考えてみる仕事です。大きな資金力は不要で、だからこそ本来は「大手企業」である必要は一切ありません。 実情は、財閥系ばかりですけれど・・・ 来年は、厳しい一年と予想されますが、どんな時代においても、まっとうな「仲介業」を社会が必要とする筈だと信じて、営業して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。 令和5年は1月5日からの営業となります。 |