「乗っ込み」という言葉をご存知でしょうか。先日、1年ぶりに紀ノ川河口へ釣行しました。春は「乗っ込み」と呼ばれる、産卵のために浅瀬まで寄ってくる大型のチヌ(黒鯛)が釣れます。 コロナ前は、GWに帰省して兄や甥とチヌを釣りに行くのが恒例となっておりましたが、、、今年のGWもそんな雰囲気ではないだろうと高をくくって、GW前に友人と共に。この友人、3年前より真剣に釣りを始めております。(釣り道具を買い集めてます)子供も大きくなって、自由になる小遣いも増えたのでしょう。 久々、上出来の釣果でした。ここ数年、1尾釣れるかどうかでしたが、思い切っていつもと場所を変えてみたのが良かったのかも知れません。 殺生したら食するのが流儀。 同じ仕掛けと餌、場所で前述の友人は昨年に続きアタリがゼロでした。アタリとは「浮き」が水面下に動くことですが、2年続けて何もないとなると、(しかも釣れても無いのに毎回、竿先を折ってしまいます。)次は誘っても来ないでしょうね。「天気が良いだけで充分楽しめた」と強がってはおりましたが。 ところがです。一気に各メディアの報道も変化しまして、4月中旬より帰省することに世の中が寛容になりました。「ゼロコロナ」を叫んでいた朝の報道番組も、意図的にウクライナ情勢や、他のニュースに時間を割いたりしてて、明らかに方向転換です。(ウクライナ情勢は大事ですけどね) 急遽、娘の従妹たちが田舎で集まる事になり、娘と二人して帰省することになりました。娘は2年半ぶり。私は、3月のお彼岸に帰省したばかり。 娘が帰省すると必ず実家の裏山(宇根山)へ行きます。天気の良い日は、向島〜四国辺りを眺めることができます。ワラビを食べる分だけ採って、そこから菩提寺へ行きました。 コロナ禍以前より、帰省している今年の「春」です。 そんなに田舎の風景ばかり見て、お墓参りしていても(1年に1回くらいが感慨深い・・)退屈ですから、今回は「ファミリーヒストリー」を作成する目標を立てて帰省しました。NHKで有名人の家系図を番組にしています,アレです。 まずは、戸籍の収集です。2010年まで保存期間80年と言う決まりがあったので、それより古いモノがあるかどうか調べなければ分かりません。私の場合、今の戸籍(明治19年〜)は市役所で入手出来ました。江戸時代を調査するのは、市役所では無理でした。(親族より「個人情報を出すな」とお𠮟りを受けるかも知れませんが、この戸籍から「私達」に辿り着けません) そこで、「菩提寺」に行く必要があります。お寺には、先祖代々の領収証等が残されている場合があります。特に「戒名」を頂く際の書類が残っているケースが多いようです。 小学校時代の後輩が住職で、お寺の蔵の奥底まで資料を引っ張り出して検証してくれました。ありがたや‥南無阿弥陀・・1700年頃までは、領収証が見つかり、怪しいながらも何とか家系図が作れそうです。 声楽家もビックリするほどの声の住職で、急遽サービスでお経ライブを披露して頂いた時の写真です。コロナ禍なので、住職は奥の見えないところで歌っております。 今回、改めて勉強になりましたのは、「氏名」「苗字」「名字」「屋号」「通称」と出てきて、特定作業が大変だという事。 昔は、武士以外の一般人は武士の前で「苗字」の公称を自粛しており、逆に陰で色んな名前を使っているんですね。そして、下の名前も特定が大変です。「幼名」がありますし、襲名もあります。私の曽祖父の祖父は銀之助(吟之介)でしたが、3代目銀之助でした。 ロマンがあって面白い作業ですが大変ですよ。 |