毎年、この季節に紀ノ川へ釣りに出かけます。一人で行ったり、同僚や取引先と行ったり様々ですが、あれこれ15年連続となります。黒鯛(チヌ)が、紀ノ川を遡上してくるようで、それを狙う訳です。ちなみに、写真は私ではなく取引業者の男です。娘も大きくなって父親の役目もなく、休みの日に家の中では息が詰まる?らしく「釣り」を勉強中です。 昨年も一昨年も当たりは無く、今年も7時間ほど前述の「男」と共に当たり無しで、肩を落として帰り支度をしている時でした。急に潮が動き出し、ウキが消し込みました。この瞬間の為だけに耐え忍んでいたわけです。早合わせは禁物、焦る気持ちを抑えながら、釣り針を呑ますまで待ちまして合わせます。奇跡的な1尾をゲットできました。4年振りの「当たり」でした。なんと博打性の高い遊びでしょう。 ちゃんと料理して食すのがマナーです。 「タックル」とか「キャッチアンドリリース」とか、「バイト」とか、やたら横文字のカタカナで釣りの会話をする人がおりますが、殆どは魚を家に持って帰る勇気がない人達です。 嫁に喜ばれるかと思って持ち帰ると、「キッチンが臭い」「ウロコがあちこちに散らばってる」云々とご機嫌を損ねてしまい、二度と持ち帰ることができないのです。従って、釣りの感触だけを楽しむことにして、美味しい魚を釣ったとしても、リリースする優しい人、カタカナで会話してスポーツフィッシングっぽく、演じている訳です。(偏見) 多くの友人達が、お土産(釣った魚)を持ち帰った日を最後に、一緒に釣りに行くことがありません。魚を持ち帰って大変な目に合ったのでしょう。
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