享年101歳ですって、中曽根元首相。100才超えの方が7万人突破したと聞きますから、今ではそこまで珍しい話でもないのでしょうけど、晩年までシャッキッとされてて格好良かったですね。 私事で恐縮ですが、私は幼少時代8人家族でしたが、曾祖母が100才の時に、三木首相より金杯が届いたのを記憶しております。40数年前ですから、当時としてはきっと凄いことだったんですね、100才生きるってことは。この思い出に加えて、私の旧姓が「中曽」という珍しい名前であることから、「総理大臣」には、人一倍興味を持つ子供でした。自己紹介は、必ず「中曽根総理の根を取った、中曽です」という具合です。 こんな経緯より、私は、中曽根元首相に、贔屓目です。報道では、所謂「保守」論客からも賛否両論とのことでしたが、それはおそらく(今では到底考えられないほど)、中国や韓国と距離を縮めたことに起因しているらしい。けれど、贔屓目線の私からすれば、それは柔軟性であり、信念を曲げたというより懐柔で、それは吉田茂や角栄、国鉄、etc大物の中を渡り歩いて習得したテクニックだと思いますね。「大乗的見地に立つ」と言いますか。(かなり贔屓目・・笑) とにかく良い時代でした。世界第2位の経済大国の真っただ中ですからね。総理大臣を竹下登に譲った後、バブル崩壊、そして今、失われた30年が過ぎようとしております。久々に旧姓の時代に戻されてしまいました。 ご冥福をお祈りいたします。 追伸 安倍首相とトランプの関係と、「ロン・ヤス」の関係は、どちらも仲良しに見えて、「質」が違うと思いますよ。あんな背筋が伸びた100歳を知りません。 |